名句鑑賞
【平成26年1月号】
 
 
一枚の餅のごとくに残る雪   (川端茅舎)   
     

 
降った雪が、日向のあたりから消えてしまったのだが、木の下や物陰などの日当たりの悪いところには残っている。この残雪、あるいは、石の上に乗っているのかもしれない。比喩の面白さで生きている一句。 
 
【出典 NHK俳句  清崎敏郎選】 
 
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